木曜日, 10月 22, 2009

09/10第9週プレミア~サンダーランドvsリバプール


リバプール敗れる、ファンの投げ入れたビーチボールが決勝点アシスト
2009年10月18日(日) 11時50分 スポーツナビ

 17日に行われたプレミアリーグ第9節で、リバプールはサンダーランドに0−1で敗れ、今季早くも4敗目を喫した。

 今季のサンダーランドは、オールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッドをあと一歩のところまで追い詰めるなど(2−2のドロー)、ここまで好調を維持している。一方のリバプールは開幕から苦しい戦いが続いており、両者の勢いの差がはっきりと出た一戦となった。

 この日のリバプールにはツキも味方しなかった。試合を決定付けたのは、皮肉にもリバプールのサポーターから投げ入れられた1つのビーチボールだった。前半5分、ペナルティーエリア付近からサンダーランドのベントが放ったシュートが、偶然ゴール前に転がっていた赤いビーチボールにぶつかり、軌道を変えてゴールインしたのだ。審判はこのゴールを有効と認め、ラッキーなゴールでサンダーランドが先制した。

 前半早々の理不尽な失点に気落ちするリバプールに対し、勢いに乗ったサンダーランドは、ゲームを支配した。リバプールはベナユンの個人技で突破を図るものの攻撃がつながらず、相手ゴールを脅かすことすらできなかった。

 後半も試合はサンダーランドペースで進み、何度か決定的なチャンスをつかむが、リバプールのGKレイナがベントとの1対1を防ぐなど必死のセーブで追加点を許さない。しかし、トーレス、ジェラードを欠くリバプールの攻撃陣は完全に沈黙。後半投入されたボロニン、ヌゴグも局面を打開することはできず、リバプールはそのまま0−1で敗れた。
 リーグ優勝を目標に掲げて開幕を迎えたリバプールだが、現在のお寒い戦いぶりを見る限り、タイトルは遠くなる一方だ。


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サンダーランドの“ビーチボール”ゴールが問題に
2009年10月18日(日) 19時17分 ISM

 現地時間17日に行なわれた、イングランド・プレミアリーグのリヴァプール対サンダーランドの一戦は、1対0でサンダーランドの勝利に終わった。この試合の勝敗を決定付けた1点が、放たれたシュートがファンの投げ入れたビーチボールに当たって決まったものであったため、様々な反響を呼んでいる。ロイター通信が報じた。

 問題の得点シーンは試合開始直後の5分に起こった。右サイドからのクロスに合わせたサンダーランドのFWベントが、ペナルティエリア内でシュートを放つ。ところがこのシュートの軌道上には、リヴァプール側のスタンドから投げ入れられた大きな赤いビーチボールがあった。ベントのシュートがこれに当たり方向が変わったため、リヴァプールDFジョンソンとGKレイナがこれに反応できず、ボールはそのままネットを揺らした。

 このシュートが得点として認められたため、当然リヴァプールの選手たちはこれに抗議したが判定は覆らず。結局この1点が決勝点となり、リヴァプールは0対1で敗れることとなった。

 なお、『スカイ』テレビが、この問題のビーチボールを投げ入れたとみられるスタンドの男性の姿をとらえている。ハーフタイムの同局の映像には、この男性の浮かない表情が映されていた。

 今回のような事態が生じた際の対処については、「第2のボール」がピッチに入った場合、プレーの継続は審判の裁量に委ねられているとのこと。また、これがプレーの邪魔となるような場合には、審判には試合の中断を宣言することが規則上求められている。また、外部からの妨害に対しては「いかなる場合でも」、審判は試合をストップさせなければならない。だが実際には、風船の類のものがピッチに入りこんだ場合は、通常通りプレーを継続させるケースが多い。

 サンダーランドのスティーヴ・ブルース監督は、英『BBC』に対し、「そのルールが忠実に従うべきものなのかは、私は知らない。私は、それが本題になることは望んでいない。全体的に見れば、我々が勝利に値していたからね」とコメント。また、得点したベントは、「ビーチボールは相手ゴール前にあったから、彼らがそれを放っていたらペナルティを払うものだろう」と話している。

 一方、このビーチボールについて尋ねられた際、実際はそれを見てはいなかったと話したリヴァプールのラファエル・ベニテス監督は、「私は驚いたよ。そこには副審がいたんだからね。選手たちからそう聞いているし、それは事実なのだろう」と語り、このような形でのゴールが認められたことに対し驚きのコメントを残している。

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リバプール悪夢 ビーチボールから決勝点被弾
2009年10月19日(月) 8時0分 スポーツ報知

 ◆イングランド プレミアリーグ第9節 サンダーランド1―0リバプール(17日・スタジアム・オブ・ライト)【チェスター(英国)】リバプールが17日、敵地のサンダーランド戦で、自軍ファンがピッチに投げ入れたビーチボールに相手FWベント(25)のシュートが当たってコースが変わり、決勝点を決められる珍事があった。0―1で敗れたリバプールは、開幕9試合で早くも4敗目を喫し、暫定8位に転落。18日付英各紙は「ビーチボールに優勝をさらわれた」と、もじって珍事を伝えた。

 0―0の前半5分、思わぬ“赤い刺客”がゴール前に現れた。サンダーランドのカウンター攻撃で、MFリード(27)が中央から右サイドへドリブル突破しグラウンダーのクロス。左サイドのFWベントが約18メートルの距離から右足で放ったシュートは、ゴールエリアのライン上にあった直径約90センチの赤いビーチボールに当たり、角度が変わってゴールの右側へ飛び込んだ。

 度肝を抜かれたのはリバプールのGKレイナ(27)だ。相手のシュートの瞬間、自分を挟む形で左手側にサッカーボール、右手側に赤いビーチボールが飛んで来た。一瞬、どっちを向いたらいいのかと、頭を左右に振って立ち尽くすしかなかった。マイク・ジョーンズ主審も何があったのかと一瞬の間が空いたが、ゴールを認め、サンダーランドが先制。これが結局、勝負を決めた。

 ゴールの数分前、リバプール・ファンがサーブを打つように赤いビーチボールをピッチへ投げ入れていた。相手陣内で試合が展開されていたため、ピッチ上の選手や審判は気に留めていなかったが、ゴールエリアに転がったそのボールが、まさか決定的な得点に絡むとは…。サッカー競技規則第5条には、「試合結果を含め、プレーに関する事実についてや得点となったかどうかなど、主審の決定が最終である」とあるため、試合は続行され得点も認められた。

 「あの場所にビーチボールがあったことはツキがなかったが、こういうことはスポーツにはよくあること」とベニテス監督(49)。この敗戦でV戦線から大きく後退したが「うちのチームのパフォーマンスが悪かったのは確か。ミスで相手にカウンターを許したのだから」と、不運のせいにはしなかった。



2009年10月17日(土)
キックオフ 23:00 (現地時間 15:00)/会場:スタジアム・オブ・ライト(サンダーランド)/主審:マイケル・ジョーンズ

サンダーランド 1 (1-0/0-0) 0 リヴァプール

(得点)
サンダーランド:ダレン・ベント(前半5分)


サンダーランド
GK 1 クレイグ・ゴードン
DF 2 フィル・バーズリー
DF 3 ジョージ・マッカートニー 後半0分
DF 4 マイケル・ターナー
DF 5 アントン・ファーディナンド
MF 8 ステード・マルブランク
MF 19 ロリク・カナ
MF 20 アンディ・リイド
MF 39 リー・カッターモール 後半13分
FW 11 ダレン・ベント
FW 17 ケンワイン・ジョーンズ 後半21分

(控え)
MF 16 ジョーダン・ヘンダーソン 後半0分
MF 7 バウデヴァイン・ゼンデン 後半13分
FW 9 フレイジャー・キャンベル 後半21分
6 ネイロン・ノスワージー
22 パウロ・ダ・シルバ
23 デヴィッド・ヒーリー
32 マルトン・フロプ




リヴァプール
GK 25 ホセ・マヌエル・レイナ
DF 2 グレン・ジョンソン
DF 5 ダニエル・アッガー
DF 23 ジェイミー・カラガー
MF 12 ファビオ・アウレリオ
MF 21 ルーカス
MF 26 ジェイ・スピアリング 後半28分
MF 37 マルティン・シュクルテル 後半28分
FW 15 ヨシ・ベナユン
FW 18 ディルク・カイト
FW 19 ライアン・バベル 後半36分

(控え)
MF 20 ハビエル・マスチェラーノ 後半28分
FW 10 アンドリ・ヴォローニン 後半28分
FW 24 ダヴィド・エヌゴグ 後半36分
1 ディエゴ
11 アルベルト・リエラ
22 エミリアーノ・インスーア
34 マーティン・ケリー

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