日曜日, 6月 07, 2009

日本“世界最速”で決めた!4大会連続W杯出場




6月6日(土) 19:05(現地時間)=23:05(日本時間) / 会場:ウズベキスタン(タシケント)
ウズベキスタン 0 (0-1/0-0) 1 日本

得点 岡崎慎司(前半9分)

 退場 長谷部誠(後半44分)、岡ちゃん退席



◆ 南アフリカへ一番乗り ◆
 <日本1-0ウズベキスタン>岡田ジャパン、世界最速で決めた。サッカーのW杯アジア最終予選A組の日本は敵地タシケントでウズベキスタンを1-0で下し、同組の2位以内を確定し、4大会連続4度目のW杯出場を決めた。前半9分に岡崎慎司(23)が先制ゴール。トラの子の1点を守り抜き、前回ドイツ大会に続き、世界で最も早くW杯切符を勝ち取った。南アフリカ大会は2010年6月11日に開幕。世界ベスト4を目指す航海が始まる。


GK: 1 楢崎正剛
DF: 2 中澤佑二(cap)
    4 田中マルクス闘莉王
    3 駒野友一
    15 長友佑都
MF: 10 中村俊輔
    → 6 阿部勇樹(後半46分)
    7 遠藤保仁
    14 中村憲剛
    → 13 本田圭佑(後半21分)
    17 長谷部誠
FW: 16 大久保嘉人
    → 12 矢野貴章(後半24分)
    9 岡崎慎司


サブ: 18 都築龍太
    5 今野泰幸
    8 橋本英郎
    11 玉田圭司


日本耐えてつかんだ最速切符/W杯予選
<W杯アジア最終予選:日本1-0ウズベキスタン>◇6日◇A組◇タシケント

 【タシケント(ウズベキスタン)】日本が、苦しみながらも、世界最速でW杯南アフリカ大会出場を決めた。前半9分、FW岡崎慎司(23=清水)が頭で先制弾。しかし、追加点が奪えず、後半は防戦一方になった。同44分にMF長谷部誠(25=ボルフスブルク)が一発退場、同ロスタイムには岡田武史監督(52)が退席処分を受ける、アウェーの洗礼を受けながらも、ウズベキスタン相手に1-0で逃げ切った。日本は勝ち点を14に伸ばし、A組2位以内を確定させ、4大会連続4度目の本大会出場が決定。逆境を乗り越えた岡田ジャパンが、世界4強へ挑戦する。

 右拳に、すべての力を込めて振り抜いた。岡田監督は、歓喜の瞬間をベンチではなく、約10メートル後方の通路で迎えた。アウェーの洗礼を超える、意図的とも取れる明らかなミスジャッジで、最終予選最多の27度もファウルを取られ、イエローカード3枚、長谷部の一発退場、極めつきは、ロスタイムに選手に指示を出した指揮官への退席処分。すべての障害に打ち勝ち、日本が世界最速で、W杯出場を決めた。

 苦しい戦いだった。前半9分に先制したものの、完全に主導権を相手に握られ、防戦一方の戦いを強いられた。アジアでは経験したことのない展開に戸惑い、日本より7本多い23本のシュートを打たれ、バーやポストにも助けられた。流れを引き寄せられず、中村俊のトリッキーなプレーも相手に止められたが、肝心のゴールは許さなかった。「タフな戦いだが、選手たちは焦ることなく、よくやってくれた」。指揮官は、苦戦を耐え抜いたイレブンをたたえた。

 オシム前監督が進めた「人もボールも動く」サッカーを踏襲し、そこに日本人らしいきめ細やかなプレーを加えていった。「W杯で4強」という目標を達成するために必要な課題を見極め、予選2試合を残しての本戦出場にたどり着いた。「ちゃんとやりましたと、(オシム氏に)お会いした時に報告したい」と話した。

 12年前、加茂監督が更迭され初采配を振るった地で、自身2度目のW杯出場を決めた。日本が予選突破した3回のうちの2回、途中登板で世界に導いた。それでも、12年前のことは「昔のことなので覚えていない」という。過去は振り返らない。

 [2009年6月7日9時36分]

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