土曜日, 2月 28, 2009

昨季J1覇者の鹿島が4度目V スーパー杯



鹿島、ゼロックス杯4度目V!大迫は後半途中出場
サンケイスポーツ - 2009/2/28 15:26

 国内サッカーシーズンの開幕を告げる「富士ゼロックス・スーパーカップ2009」は28日、東京・国立競技場で行われ、昨季J1王者の鹿島が天皇杯を制したG大阪を3-0で下し、3連覇を達成した99年以来10年ぶり4度目の優勝。賞金3000万円を獲得した。

 試合は前半6分、セットプレーからFW興梠がボレーを決め、鹿島が先制点を挙げると、14分に左クロスからFWマルキーニョスが追加点。39分、今度は右サイドからの攻撃で最後はMF野沢が落ち着いて3点目を決め、大量リードを奪った。後半に入っても攻め手を欠いたG大阪は、24分にMF佐々木が右サイドに入って攻撃のリズムが生まれ再三敵陣を襲ったが、ゴールを割ることはできなかった。

 鹿島は、全国高校選手権で1大会史上最多の10ゴールを挙げ、鹿児島城西高から今季入団、ベンチ入りを果たした超高校級FW大迫勇也(18)が後半44分に出場。96年の福田健二(当時名古屋)以来の高卒新人FW出場を果たした。鹿島での高卒新人の同杯ベンチ入りは、98年のMF中田浩二、01年のMF青木剛以来3人目で、途中出場の青木に続き2人目の出場となった。

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毎日新聞 - 2009/2/28 17:25

 サッカーの富士ゼロックススーパーカップは28日、東京・国立競技場で行われ、昨季J1覇者の鹿島が天皇杯優勝のガ大阪を3-0で降し、10年ぶり4度目の優勝を果たした。鹿島はこれまで優勝回数で磐田、東京ヴと並んでいたが、単独トップとなった。鹿島はJ1の3連覇に向け、幸先のいいスタートを切った。

 今季のJ1、J2リーグ戦は7日に開幕する。 

 ○鹿島3-0ガ大阪●

 得点機を確実に生かした鹿島が前半で3点を奪い快勝。前半6分、CKからのこぼれ球を興梠が左足のボレーで決めて先制。14分には相手DFが交錯してクリアミスした球をマルキーニョスが決め、39分にも野沢が追加点を挙げた。ガ大阪は3バックが機能せず、後半に4バックにして反撃したが及ばなかった。 

 ▽鹿島・オリベイラ監督 前半に3-0となり、我々は(後半)むやみに打ち合う必要性はなかった。素晴らしいスタートを切ることが出来た。

 ○…全国高校サッカー選手権で1大会最多得点記録を更新する10ゴールを挙げた鹿島の新人FW大迫(鹿児島城西高)が後半44分から途中出場し、公式戦デビューを果たした。しかし、ロスタイムを含め、約4分間の出場でボールには2度しか触ることができず「うれしいけど、何もしていない」。相手DFを背負ってパスを受け、抜きにかかったが難なく止められるなど、短い時間で存在感をアピールできなかった。今後の課題としては「試合に出る前に、どれだけ練習でアピールできるかだと思う」と話した。

 ◇過去の対戦結果◇

    【J】     【天】

94年 ○ヴ川崎 2-1 横浜フ●

95年 ○ヴ川崎 2-2 平 塚●

     (PK4-2)

96年 ●横浜マ 0-2 名古屋○

97年 ○鹿 島 3-2 ヴ川崎●

98年 ●磐 田 1-2 鹿 島○

99年 ○鹿 島 2-1 清 水●

00年 ○磐 田 1-1 名古屋●

     (PK3-2)

01年 ●鹿 島 0-3 清 水○

02年 ●鹿 島 1-1 清 水○

     (PK4-5)

03年 ○磐 田 3-0 京 都●

04年 ●横浜マ 1-1 磐 田○

     (PK2-4)

05年 ●横浜マ 2-2 東京ヴ○

     (PK4-5)

06年 ●ガ大阪 1-3 浦 和○

07年 ●浦 和 0-4 ガ大阪○

08年 ●鹿 島 2-2 広 島○

     (PK3-4)

09年 ○鹿 島 3-0 ガ大阪●

※【J】はJリーグ王者、【天】は天皇杯王者(繰り上げ出場も含む)。ヴ川崎は現東京ヴ、平塚は現湘南、横浜フは横浜マと合併。


FUJI XEROX SUPER CUP 2009
ゼロックススーパーカップ 2009年2月28日

キックオフ:13:35 /試合会場:国立競技場

鹿島アントラーズ 3 (3-0/0-0) 0 ガンバ大阪

(得点)
興梠 慎三(前半6分)
マルキーニョス(前半14分)
野沢 拓也(前半39分)


鹿島アントラーズ スターティングメンバー

位置 背番号 選手名 交代
GK 21 曽ヶ端 準
DF 2 内田 篤人
DF 3 岩政 大樹
DF 19 伊野波 雅彦
DF 7 新井場 徹
MF 15 青木 剛
MF 10 本山 雅志 後半7分

MF 8 野沢 拓也
MF 11 ダニーロ
FW 13 興梠 慎三 後半42分

FW 18 マルキーニョス 後半44分

ベンチ入り選手
位置 背番号 選手名 交代
GK 1 小澤 英明
DF 4 大岩 剛
MF 14 増田 誓志 後半7分

MF 35 パク チュホ
FW 9 田代 有三 後半42分

FW 17 佐々木 竜太
FW 34 大迫 勇也




ガンバ大阪 スターティングメンバー

位置 背番号 選手名 交代
GK 22 藤ヶ谷 陽介
DF 2 中澤 聡太 後半0分

DF 5 山口 智
DF 4 高木 和道 後半0分

MF 8 寺田 紳一
MF 17 明神 智和
MF 27 橋本 英郎
MF 13 安田 理大
MF 7 遠藤 保仁
FW 9 ルーカス
FW 30 山崎 雅人 後半24分

ベンチ入り選手
位置 背番号 選手名 交代
GK 1 松代 直樹
DF 6 パク ドンヒョク 後半0分

DF 19 下平 匠
MF 16 佐々木 勇人 後半24分

MF 25 武井 択也
FW 11 播戸 竜二 後半0分

FW 14 平井 将生

欧州CL、リバプールがレアルに先勝


2009年2月26日(木) 9時34分 ロイター

 [マドリード 25日 ロイター] サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は25日、各地で決勝トーナメント1回戦の第1戦を行い、リバプール(イングランド)が敵地でレアル・マドリード(スペイン)に1―0で先勝した。
 リバプールは後半38分、アウレリオのFKからベナユンがヘッドで押し込み、レアルの公式戦連勝記録を9で止めた。リバプールはまた、ハムストリング負傷で3週間欠場していたジェラードが途中出場した。
 リバプールのベニテス監督は「われわれはカウンター攻撃と厳しい守備を見せた。功績は戦術通りにプレーした選手にある」と語った。
 一方のレアルのラモス監督は、リバプールにアドバンテージを許したものの、自分たちはどのスタジアムでも勝利する力を持っていると、3月10日に敵地で行われる第2戦での巻き返しに意欲を見せた。


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【ベニテス監督古巣討ち!リバプール先勝】
 欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦の4試合が
25日に行われ、リバプールがアウェーでレアル・マドリードに1―0で先勝した。
レアルOBで来季の同クラブ監督候補に挙げられる
ラファエル・ベニテス監督(48)の采配が当たり、
手堅い守備から後半37分にMFヨッシ・ベナユン(28)が決勝点。
フース・ヒディンク監督(62)が就任したチェルシーは
ユベントスを1―0で退けた。

 守りを固めてセットプレーから得点。
狙い通りの展開で白星を手に入れたベニテス監督は「素晴らしい勝利」と笑った。
 国内リーグで9連勝中の相手に堅守からの速攻狙いに徹した。
好調のMFロッベンに突破を許す場面はあったが、
二重三重のカバーでゴール付近への侵入は防いだ。
司令塔ジェラードは故障明けで先発を外れ、
エースFWフェルナンド・トーレスは足首負傷で後半17分には
交代を強いられる苦しい展開。
だが、後半37分に右サイドでFKを得ると、ゴール前のベナユンが頭で決勝点。
試合巧者ぶりを発揮して8強へと近づいた。
 スペイン人指揮官には思い入れがある一戦だった。
故障でトップ昇格は果たせなかったものの、
レアル下部組織などで73年から7年プレー。
86年からはユース監督などを務め、
現レアル主将ラウルをアトレチコ・マドリードの下部組織から
“獲得”した逸話もある。
レアルの本拠地サンティアゴ・ベルナベウではバレンシアを率いた
01~04年に公式戦1分け3敗など未勝利が続いたが、
この日ようやく初勝利を挙げ「喜びをじっくり味わいたい」と感慨に浸った。
 欧州CLではリバプールで05年優勝、
07年準優勝と抜群の実績を挙げ、スペインでは
来季レアル監督候補と報じられている。
くしくもこの日は近くリバプールを退団するという情報が英国内で駆けめぐり、
退任を見込んだブックメーカーの賭けで“買い”が殺到。
あまりの反響にベニテス監督を対象にした受け付けが停止になる騒動があった。
試合後「辞任はしない」と訴えた指揮官だが、来季まで残る契約延長交渉は難航中。
この日の戦いであらためて勝負強さを見せつけた名将の去就も、
第2戦の行方同様に目が離せなくなってきた。
■スポニチアネックス



2009年2月25日(水)
キックオフ 28:45 (現地時間 20:45)/会場:ベルナベウ(マドリッド)/主審:ロベルト・ロゼッティ

レアル・マドリッド 0 (0-0/0-1) 1 リヴァプール

(得点)
ベナユン(後半37分)


レアル・マドリッド
GK 1 イケル・カシージャス
DF 3 ペペ
DF 4 セルヒオ・ラモス
DF 5 ファビオ・カンナヴァーロ
DF 16 ガブリエル・ハインツェ
MF 8 フェルナンド・ガゴ
MF 11 アリエン・ロッベン
MF 12 マルセロ 後半0分
MF 39 ラサナ・ディアッラ
FW 7 ラウル
FW 20 ゴンサロ・イグアイン

(控え)
MF 14 グティ 後半0分
9 ハビエル・サビオラ
10 ウェズリー・スナイデル
21 クリストフ・メツェルダー
22 ミゲル・トーレス
23 ラファエル・ファン・デル・ファールト
25 イェルジー・ドゥデク




リヴァプール
GK 25 ホセ・マヌエル・レイナ
DF 12 ファビオ・アウレリオ
DF 17 アルバロ・アルベロア
DF 23 ジェイミー・カラガー
DF 37 マルティン・シュクルテル
MF 11 アルベルト・リエラ 後半43分
MF 14 シャビ・アロンソ
MF 15 ヨシ・ベナユン
MF 20 ハビエル・マスケラーノ
FW 9 フェルナンド・トーレス 後半17分
FW 18 ディルク・カイト 後半47分

(控え)
FW 19 ライアン・バベル 後半17分
MF 8 スティーヴン・ジェラード 後半43分
MF 21 ルーカス 後半47分
1 ディエゴ
2 アンドレア・ドッセーナ
4 サミ・ヒューピア
24 ダヴィド・ヌゴグ

火曜日, 2月 24, 2009

08/09プレミア~第24週結果&順位


2009年2月14日(土)
ポーツマス 2 - 0 マンC


2009年2月18日(水)
マンU 3 - 0 フラム


2009年2月21日(土)
アストン・ヴィラ 0 - 1 チェルシー
アーセナル 0 - 0 サンダーランド
ボルトン 2 - 1 ウェストハム
ミドルスブラ 0 - 0 ウィガン
ストーク 2 - 2 ポーツマス
マンU 2 - 1 ブラックバーン


2009年2月22日(日)
フラム 2 - 0 WBA
リヴァプール 1 - 1 マンC
ニューカッスル 0 - 0 エヴァートン


2009年2月23日(月)
ハル 1 - 2 トテナム

08/09第24週プレミア~リバプールvsマンC


リバプール、マンCに引き分け 首位マンUとの差は7ポイントに
2009年2月23日(月) 11時24分 スポーツナビ

 22日に行われたイングランド・プレミアリーグ第26節、リバプール対マンチェスター・シティ(マンC)戦は1-1の引き分けに終わり、この結果“レッズ”(リバプールの愛称)と首位マンチェスター・ユナイテッド(マンU)の差は7ポイントに広がった。ベラミーのシュートがアルベロアのオウンゴールを誘い先制点を奪ったマンCは、リバプールと互角に戦い、貴重な勝ち点1を収めた。

 今シーズン、もはや“要塞”ではなくなりつつあるアンフィールドで、リバプールは白星を挙げる必要に迫られていた。中盤の要シャビ・アロンソとジェラードを欠く中、主軸となりチームをけん引したのはベナユンだった。
 前半は、両チームのゴールチャンスがわずか1回ずつという、決定的な場面の少ない展開となった。リバプールは、リエラがGKギブンを抜いてゴールを決める絶好のチャンスを逃す一方で、マンCもロビーニョからの絶妙なクロスを受けたアイルランドのシュートがGKレイナに止められてしまう。その後、両チームともにチャンスを得たものの、ゴールを脅かすまでには至らなかった。

 後半に入ると、49分にベラミーがコンパニーのパスから右足でシュート、これがアルベロアに当たってコースが変わり、GKレイナの左サイドをすり抜けゴールインする。スタンドには怒号がとどろき、サポーターは“12番目の選手”としてチームを鼓舞(こぶ)した。

 少しずつ相手エリアを包囲していったリバプールは、78分にようやく同点に追いつく。ベナユンが敵陣に運んだボールが、トーレスを経由しカイトへ渡ると、これをカイトが正面からたたき込み、リバプールは1点を返した。

 勢いづいたリバプールは逆転を試みるが、この日のマンCは相手の攻撃に落ち着いて対処した。リバプールのエース、トーレスも、惜しいシーンは何度かあった。しかし、本来のレベルを取り戻していないのか最後の詰めに欠け、追加点を決めることはできなかった。
 レアル・マドリーとのチャンピオンズリーグでの対戦を25日に控え、勢いをつけたかったリバプールだったが、痛い引き分けとなった。


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リヴァプールがマンCとドロー 首位マンUと7差に/プレミア
2009年2月23日(月) 12時41分 ISM

 イングランド・プレミアリーグは現地時間22日、3試合が行なわれ、2位リヴァプールは9位マンチェスターCと1対1で引き分け、首位マンチェスターUとの勝ち点差は7となった。ロイター通信が伝えている。

 前日に勝利しているマンUの首位独走を許さないためには負けられないリヴァプール。しかし、ジェラードをケガ、シャビ・アロンソを出場停止で欠き、苦戦を強いられる。アウェイ戦では今季1勝しかしていないマンC相手に、前半のチャンスらしいチャンスはわずか1回。それもリエラが枠を捉えることができず、ゴールが遠い展開となる。

 51分、先制のネットを揺らしたのはマンCだった。相手陣内に切り込んだロビーニョを起点に、最後はかつてリヴァプールに所属していたベラミーが駆け込んで思い切りよくシュート。これがリヴァプールDFアルベロアに当たり、コースが変わってゴールへと飛び込む。

 苦しむリヴァプールもようやく78分、ベナヨウンのクロスにニアサイドのフェルナンド・トーレスは合わせ切れなかったものの、こぼれたボールをカイトがしっかり押し込んで同点。なんとか1対1のドローに持ち込んだ。

 これで、首位との勝ち点差が7と開いたリヴァプールのベニテス監督は、『スカイスポーツ』のインタビューに「追走のためには勝利が必要だっただけに、落胆している。しかし、2ポイントを失ったとはいえ、まだマンUとの直接対決も残っているし、戦い続けたい」と話していた。



2009年2月22日(日)
キックオフ 24:00 (現地時間 15:00)/会場:アンフィールド・ロード(リヴァプール)/主審:フィル・ダウド

リヴァプール 1 (0-0/1-1) 1 マンC

(得点)
リバプール:カイト(後半33分)

マンC:O.G.(後半4分)


リヴァプール
GK 25 ホセ・マヌエル・レイナ
DF 2 アンドレア・ドッセーナ 後半31分
DF 17 アルバロ・アルベロア
DF 23 ジェイミー・カラガー
DF 37 マルティン・シュクルテル
MF 11 アルベルト・リエラ 後半18分
MF 15 ヨシ・ベナユン
MF 20 ハビエル・マスケラーノ 後半38分
MF 21 ルーカス
FW 9 フェルナンド・トーレス
FW 18 ディルク・カイト

(控え)
FW 31 ナビル・エル・ザール 後半18分
DF 12 ファビオ・アウレリオ 後半31分
FW 19 ライアン・バベル 後半38分
1 ディエゴ
4 サミ・ヒューピア
24 ダヴィド・ヌゴグ
26 ジェイ・スピアリング




マンチェスター・シティ
GK 37 シェイ・ギヴン
DF 2 マイカ・リチャーズ
DF 4 シネダム・オヌオハ
DF 22 リチャード・ダン
DF 25 ウェイン・ブリッジ
MF 5 パブロ・サバレタ
MF 33 ヴィンセント・コンパニー
MF 34 ナイジェル・デ・ヨング
FW 7 スティーヴン・アイルランド
FW 10 ロビーニョ 後半43分
FW 39 クレイグ・ベラミー

(控え)
FW 20 フェリペ・カイセド 後半43分
1 ジョー・ハート
11 エラーノ
12 ダリウス・ヴァッセル
15 ハビエル・ガリド
24 チェド・エヴァンス
40 ヴラディミル・ヴァイス

木曜日, 2月 12, 2009

ヨーロッパ王者スペインがイングランドを破る



スポーツナビ - 2009/2/12 12:00

 名実共に“無敵艦隊”となりつつあるスペインは、強豪イングランドとの親善試合でもその期待を裏切らなかった。“ラ・ロハ”(スペイン代表の愛称)は11日、ビジャとジョレンテのゴールでイングランドを2-0で粉砕し、ファビオ・カペッロ監督が同国代表を率いて以来、2つ目の黒星をつけた。

 ルイス・アラゴネス監督からビセンテ・デルボスケ監督に変わっても、スペイン史上ナンバーワンの実力と美しいサッカーのハーモニーはしっかり引き継がれている。一方のイングランドは、ジェラード、ルーニーら主力選手をけがで欠き、フルメンバーとは言えない苦しい状態で“頂上対決”に臨んだが、やはりスペインには歯が立たなかった。

 イングランドのカペッロ監督は、序盤からラインを上げて相手にプレスをかけるよう指示を出したが、前半15分ごろまではこの作戦が功を奏し、スペイン自慢の中盤を沈黙させることに成功する。これに対しスペインは、反撃のチャンスが来るのを辛抱強く待ちながらボールをキープする。すると、そのチャンスが37分にやって来る。シャビ・アロンソからの縦のスルーパスがビジャに通り、ビジャはそのまま巧みなステップでDFをかわしてゴール左隅にシュート。これが決まり、スペインが先制した。

 スペインはその後も、シャビ、イニエスタ、シャビ・アロンソら中盤のコンビから多くのチャンスを作り出し、イングランドゴールを脅かす。また、相手にゴール前の守りを固められると、すかさずセナがミドルシュートを放つなど、攻撃のバリエーションも見せた。守っても、この日代表に初招集され、守備の要プジョルに代わってスタメン起用されたバルセロナのピケが好プレー。序盤こそナーバスさが見られたものの、代役としての役目を果たし、イングランドの攻撃陣をストップした。

 後半に入ると両チームともメンバーを入れ替え、スペインはGKレイナ、シルバ、フェルナンド・ジョレンテらを投入。イングランドも、ランパード、クラウチ、ベッカムをピッチに送り込み、試合の流れを変えようと試みる。大幅な選手交代によって前半のリズムは失われてしまい、両チームともやや停滞するが、それでもスペイン優位の展開は変わらなかった。

 終盤82分には、セットプレーからスペインに2点目が入る。シャビのFKから、ジョレンテがヘディングでたたき込んでゴール。この1点で試合の決着はついた。スペインは、試合を通じて勝利にふさわしい戦いを見せた。

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ベッカム、代表戦108試合出場! イングランド代表歴代最多記録に並ぶ
2009年2月12日(木) 12時16分 ISM

 現地時間11日、イングランド代表MFディヴィッド・ベッカムが国際親善試合のスペイン戦に途中出場し、同国代表のフィールドプレーヤー(GK以外)歴代最多タイ記録となる108試合出場を達成した。ロイター通信が報じている。

 ロサンゼルス・ギャラクシー(アメリカ)からの期限付き移籍で現在はミラン(イタリア)でプレーし、スペイン戦の代表メンバーに招集されていた33歳のベッカム。この日はベンチスタートとなったものの、後半から途中出場を果たしてボビー・ムーア氏の持つ記録に並んだ。

 ベッカムは試合後、現地テレビ局『ITV』に対して、イングランドの偉大な先人と同じ記録までたどり着いたことについて光栄であるとし、「試合では常に全力を尽くし、楽しみながらやってきたし、道のりの途中には偉大な監督たちがいた。そんな監督たちが僕を信頼しくてれ、僕はフットボールを楽しんできたんだ」とコメントした。

 ただ、試合ではイングランドは欧州王者のスペインに0対2で敗戦。ベッカムはいつも通り精力的なプレーを見せたが、チームを勝利に導くことはできなかった。また、審判の判定に異議を唱えてイエローカードを受けた際は、ホームのスペインのファンからブーイングを受ける場面もあった。

 
England
1 David James (12 Rob Green, 46),
2 Glen Johnson
3 Ashley Cole
4 Michael Carrick
5 Phil Jagielka (14 Matthew Upson, 46)
6 John Terry (c)
7 Shaun Wright-Phillips
8 Gareth Barry (18 Frank Lampard, 46)
9 Emile Heskey (20 Peter Crouch, 46)
10 Stewart Downing (17 David Beckham, 46)
11 Gabriel Agbonlahor (21 Carlton Cole, 75)

Substitutes not used
13 Wayne Bridge
16 Ashley Young
19 James Milner
22 Joe Hart

Manager Fabio Capello



Spain
1 Iker Casillas (c) (25 Pepe Reina, 46)
2 Raúl Albiol (4 Carlos Marchena, 75)
3 Gerard Piqué
6 Andrés Iniesta
7 David Villa (21 David Silva, 56)
8 Xavi (17 Dani Guiza, 85)
9 Fernando Torres (16 Fernando Llorente, 64)
11 Joan Capdevilla (23 Álvaro Arbeloa 46)
14 Xabi Alonso
15 Sergio Ramos
19 Marcos Senna

Substitutes not used
5 Busquets
10 Albert Riera
18 Santi Cazorla
20 Juanito

Coach Vicente del Bosque

Kit Colours
Spain Red shirts, Blue shorts, Blue socks
England White shirts, White shorts, White socks

Booked: Beckham.

Att: 42,102

Match Officials
Referee Stephane Lannoy (France)
Assistant Referees Eric Dansault, Laurent Ugo (Both France)
Fourth Official David Fernandez Borbalan (France)

火曜日, 2月 10, 2009

08/09プレミア~第23週結果&順位


2009年2月7日(土)
マンC 1 - 0 ミドルスブラ
ブラックバーン 0 - 2 アストン・ヴィラ
チェルシー 0 - 0 ハル
エヴァートン 3 - 0 ボルトン
サンダーランド 2 - 0 ストーク
WBA 2 - 3 ニューカッスル
ウィガン 0 - 0 フラム
ポーツマス 2 - 3 リヴァプール


2009年2月8日(日)
トテナム 0 - 0 アーセナル(キーン復帰初試合、キャプテン)
ウェストハム 0 - 1 マンU

08/09第23週プレミア~ポーツマスvsリバプール


土壇場トーレス弾炸裂! リヴァプールが首位浮上/プレミア
2009年2月8日(日) 10時37分 ISM

 イングランド・プレミアリーグは現地時間7日、8試合が行なわれ、2位リヴァプールはアウェイで16位ポーツマスに3対2と競り勝った。ロイター通信が報じている。

 翌日に首位マンチェスターU(勝ち点53/23試合消化)が試合を控えるなか、下位クラブ相手に勝ち点を落とすわけにはいかなかったリヴァプール。この日は常にポーツマスに先手を許す苦しい展開を強いられたが、69分にアウレリオ、85分にも途中出場のカイトのゴールでそれぞれ追い付いてみせると、最後はこちらも途中出場のフェルナンド・トーレスが土壇場の90分に決勝点をヘッドで叩き出した。

 25試合を消化して勝ち点54の暫定首位に浮上したリヴァプールのベニテス監督は、この日カイト、F・トーレスを温存した理由について、「彼らは本当に疲れていた。スタッフと話して決断した」とクラブ公式HP上でコメント。また、「チームのメンタリティはほんとうに素晴らしく、自信に満ち溢れている。残りのシーズンに向けて、これは非常に重要なことだ」と続け、悲願のタイトル獲得に強い意欲を示した。


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リバプール、F・トーレスのロスタイムのゴールで劇的な逆転勝利
2009年2月8日(日) 12時38分 スポーツナビ

 リバプールがイングランド・プレミアリーグ優勝に向かって突き進んでいる。ポーツマスとアウエーで対戦したリバプールは、もはや引き分けかと思われたロスタイムの92分に、“ザ・キッド”(イングランドでのトーレスの愛称)のゴールで3-2と逆転し、劇的な勝利を挙げた。この勝利によって暫定ながら首位を奪い返したリバプールは、8日に行われるマンチェスター・ユナイテッドの試合(対ウェストハム戦)の結果を待つことになった。

 この一戦、リバプールのベニテス監督は、トーレス、カイト、シャビ・アロンソ、リエラといった攻撃の主力選手をスタメンから外し、ヌゴグを中盤の要に据えた5-3-2の布陣を試みた。
 序盤の20分間は、完全にリバプールペースで進んだ。リバプールは、ベナユン、マスチェラーノのミドルシュートやファビオ・アウレリオのFKなどで何度かいい形を作ったが、得点を予感させる決定的なチャンスは少なかった。一方のポーツマスは、クラウチに惜しいチャンスがあった以外は、相手DFを崩すことができず、前半は両者0-0のまま終了した。

 後半になると試合の流れが一気に変わる。62分にポーツマスのニュージェントが先制点を挙げると、リバプールのベニテス監督が動き、カイト、シャビ・アロンソ、トーレスを次々と投入。すると、両チームのゴールラッシュが始まる。リバプールは69分にファビオ・アウレリオのFKで追いつくと、ポーツマスも78分にヘレイザルソンがヘディングで決めて、再び2-1と突き放す。85分には、この日オフサイドの判定で一度ゴールを取り消されたカイトが、今度は“正当な”ゴールを決めて、リバプールが2-2と追いすがった。

 試合はこのまま90分が過ぎ、誰もが引き分けを覚悟したその時、現れたのはエースのトーレスだった。この試合、76分から出場したトーレスはロスタイムの92分に左サイドからのクロスを頭で合わせ、逆転ゴールをたたき込んだ。トーレスはリバプールに、勝ち点3ポイント以上の価値がある貴重な勝利をもたらした。



2009年2月7日(土)
キックオフ 26:30 (現地時間 17:30)/会場:フラットン・パーク(ポーツマス)/主審:ハワード・ウェブ

ポーツマス 2 (0-0/2-3) 3 リヴァプール

(得点)
ポーツマス:ニュージェント(後半17分)、ヘレイザルソン(後半33分)
リバプール:アウレリオ(後半24分)、カイト(後半40分)、トーレス(後半47分)


ポーツマス
GK 1 デヴィッド・ジェームス
DF 5 グレン・ジョンソン
DF 7 ヘルマン・ヘレイザルソン
DF 15 シルヴァン・ディスタン
DF 23 ソル・キャンベル
MF 6 ヘイデン・マリンズ 後半0分
MF 28 ショーン・デイヴィス
MF 33 アンゲロス・バシナス
MF 39 ナディル・ベルハジ
FW 9 ピーター・クラウチ
FW 10 デヴィッド・ニュージェント

(控え)
MF 19 ニコ・クラニツァル 後半0分
4 ローレン・エタメ・マイヤー
16 ノエ・パモラ
18 アーノルド・ムヴェムバ
27 ヌワンコ・カヌ
29 テオファニス・イェカス
31 アスミル・ベゴヴィッチ




リヴァプール
GK 25 ホセ・マヌエル・レイナ
DF 5 ダニエル・アッガー
DF 23 ジェイミー・カラガー
DF 37 マルティン・シュクルテル
MF 12 ファビオ・アウレリオ
MF 15 ヨシ・ベナユン
MF 17 アルバロ・アルベロア
MF 20 ハビエル・マスケラーノ
FW 2 アンドレア・ドッセーナ 後半22分
FW 19 ライアン・バベル 後半31分
FW 24 ダヴィド・ヌゴグ 後半12分

(控え)
FW 18 ディルク・カイト 後半12分
MF 14 シャビ・アロンソ 後半22分
FW 9 フェルナンド・トーレス 後半31分
1 ディエゴ
4 サミ・ヒューピア
11 アルベルト・リエラ
31 ナビル・エル・ザール

月曜日, 2月 02, 2009

08/09プレミア~第22週結果&順位


2009年1月31日(土)
ストーク 1 - 0 マンC
ミドルスブラ 0 - 0 ブラックバーン
アーセナル 0 - 0 ウェストハム
アストン・ヴィラ 0 - 0 ウィガン
ボルトン 3 - 2 トテナム
フラム 3 - 1 ポーツマス
ハル 2 - 2 WBA
マンU 1 - 0 エヴァートン


2009年2月1日(日)
ニューカッスル 1 - 1 サンダーランド
リヴァプール 2 - 0 チェルシー

08/09第22週プレミア~リバプールvsチェルシー




F・トーレス、終了間際の2得点!! リヴァプールがチェルシー下す/プレミア
2009年2月2日(月) 11時19分 ISM

 イングランド・プレミアリーグは現地時間1日に2試合が行なわれ、3位リヴァプールと2位チェルシーの上位強豪対決は終了間際のF・トーレスの2得点の活躍により、ホームのリヴァプールが2対0で勝利を飾った。ロイター通信が報じている。

 ここで敗れればプレミアのタイトル争いで大きな後退となるだけに、勝ち点で並ぶ両チームにとって負けられない一戦は、ここ3試合連続ドローだったリヴァプールが制し、久々の白星を収めた。

 今季新加入のFWキーンがベンチからも外れたリヴァプールは、それほど盛り上がった前半ではなかったが、シャビ・アロンソのミドルなどでチェルシーGKツェフを脅かし、押し気味に試合を進めて45分を折り返す。そして後半に入った60分、試合の行方を左右する大きな出来事が。チェルシーMFランパードがシャビ・アロンソに激しいタックルを見舞うと、主審のマイク・ライリー氏が手にしたのは赤いカード。チェルシーは劣勢だった上に、一発退場でキーマンのランパードを失い数的不利に追い込まれることになる。

 一方、これで完全に優位に立ったリヴァプールは、さらに試合の主導権をつかむも、途中出場のベナユンが好位置から放ったシュートもパワーが足りずに防がれるなど、どうしても得点は奪えず。試合は残り5分を切ってしまう。

 ここで魅せたのがエースのF・トーレス。このまま引き分け決着かというムードが漂ってきた88分、アウレリオのクロスにニアサイドに飛び込むと、巧みなヘッドで合わせて、ホームのサポーターに歓喜の先制点をプレゼントすると、ロスタイムにはベナユンのお膳立てから2点目をゲットする。試合全体を通じて目立っていたわけではなかったスペイン代表FWだが、ここぞというところで決定的な仕事をしてみせた。

 今季はケガに悩まされ、リーグ戦では実に10月以来のゴールを挙げたF・トーレスについて、ベニテス監督は、「彼は重要な得点が挙げられるということを証明した。彼が復帰した姿を見られるのはいいことだね。願わくはこれから今季終了までもっとゴールしてくれることを願っているよ」と信頼を置くエースを称賛した。

 一方のチェルシーは、ランパードの退場というアクシデントがあったとはいえ、この日の枠内シュートはわずか1本のみという惨状。スコラーリ監督は「今日はよくなかった。彼ら(リヴァプール)の方が試合を通じて上回っていた」と相手の優位を認めていた。

 これでリヴァプールは24試合を終えて勝ち点を51に伸ばして2位に浮上し、23試合消化で同53の首位マンチェスターUを追っている。チェルシーは同48のままで3位に順位を下げた。

 また、この日行なわれたもう1試合の16位ニューカッスル対12位サンダーランドの一戦は、1対1のドローに終わっている。


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リバプール、F・トーレスの2発でチェルシーを沈める
2009年2月2日(月) 11時55分 スポーツナビ

 プレミアリーグ2位と3位の直接対決となった注目のリバプール対チェルシーは1日、リバプールがフェルナンド・トーレスの2ゴールで2-0とチェルシーを下し、2位の座を奪い返した。

 リーグ戦3試合連続ドロー。チームの悪い流れに終止符を打ったのは、やはりリバプールのエースだった。膠着(こうちゃく)した展開の中、89分に均衡を破る先制点をたたき出した“エル・ニーニョ”(トーレスの愛称)は、94分にもダメ押しの追加点を決め、アンフィールドのサポーターを熱狂の渦に巻き込んだ。昨年10月5日以来、リーグ戦でゴールから遠ざかっていたトーレス。加えて、今季まだアンフィールドでノーゴールだったことから、数日前の会見では「心配している」とコメントしていた。それだけに、このチェルシー戦での2ゴールで気が晴れたことだろう。

 試合は、開始から両者ともスペクタクルに乏しい攻防を繰り返し、決め手に欠く展開のまま進んだ。もはや引き分けが妥当と思われた試合の流れが変わったのは、後半に入った60分。ランパードがシャビ・アロンソとの接触プレーでレッドカードを提示され、退場を命じられた。
 10人になったチェルシーに対し、リバプールは一気に攻勢をかけ、GKチェフに襲いかかった。さらに74分、リエラに代わって入ったベナユンがリバプールの攻撃に勢いをつける。そして迎えた89分、ファビオ・アウレリオの左サイドからのクロスにトーレスが二アサイドからうまく頭で合わせ、待望の先制ゴールが生まれた。

 チェルシーは、全く試合から消えていたアネルカとマルーダに代えて、後半ドログバとデコを投入するが、リバプールの組織的な守備の前に前線でほとんどチャンスを作り出すことができなかった。唯一、積極的な動きを見せたカルーのミドルシュートも、枠をとらえることはできず。
 何とか同点に追いつくべく、ラインを上げたチェルシーに対し、リバプールはロスタイムの94分、アシュリー・コールのミスを突いたベナユンがボールを奪い、最後は走り込んでいたトーレスが決めて、2-0と試合を決定付けた。

 リバプールは貴重な勝ち点3を挙げ、チェルシーと入れ替わって2位に浮上するとともに、首位マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差を2ポイントに縮めた。



2009年2月1日(日)
キックオフ 25:00 (現地時間 16:00)/会場:アンフィールド・ロード(リヴァプール)/主審:マイク・ライリー

リヴァプール 2 (0-0/2-0) 0 チェルシー

(得点)
リバプール:トーレス(後半44分、後半49分)


リヴァプール
GK 25 ホセ・マヌエル・レイナ
DF 12 ファビオ・アウレリオ
DF 17 アルバロ・アルベロア
DF 23 ジェイミー・カラガー
DF 37 マルティン・シュクルテル
MF 8 スティーヴン・ジェラード
MF 11 アルベルト・リエラ 後半29分
MF 14 シャビ・アロンソ
MF 18 ディルク・カイト
MF 20 ハビエル・マスケラーノ 後半38分
FW 9 フェルナンド・トーレス 後半51分

(控え)
MF 15 ヨシ・ベナユン 後半29分
FW 19 ライアン・バベル 後半38分
FW 24 ダヴィド・ヌゴグ 後半51分
1 ディエゴ
2 アンドレア・ドッセーナ
5 ダニエル・アッガー
21 ルーカス




チェルシー
GK 1 ペトル・チェフ
DF 3 アシュリー・コール
DF 17 ジョゼ・ボジングワ
DF 26 ジョン・テリー
DF 33 アレックス
MF 8 フランク・ランパード
MF 12 ジョン・オビ・ミケル
MF 13 ミヒャエル・バラック
FW 15 フローラン・マルダ 後半24分
FW 21 サロモン・カルー 後半40分
FW 39 ニコラ・アネルカ 後半24分

(控え)
MF 20 デコ 後半24分
FW 11 ディディエ・ドログバ 後半24分
MF 43 ミロスラフ・ストチュ 後半40分
2 ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ
19 パウロ・フェレイラ
40 イラリオ
42 マイケル・マンシエン