土曜日, 4月 25, 2009

08/09第30週プレミア~リバプールvsアーセナル




アルシャヴィンが4発! リヴァプール対アーセナルは壮絶ドロー/プレミア
2009年4月22日(水) 11時37分 ISM

 プレミアリーグは現地時間21日に1試合が行われ、アルシャヴィンが4ゴールと大活躍したアーセナルがリヴァプールと4対4で引き分けた。一方、チャンピオンズリーグ準々決勝・セカンドレグのチェルシー戦に続き、4ゴールを奪ったリヴァプールだが、悲願の優勝に向けて痛いドローとなった。

 依然としてケガでキャプテンのジェラードを欠くリヴァプールだが、序盤から積極的な姿勢を見せ、フェルナンド・トーレスやベナユンがチャンスを掴む。だが先制したのはアーセナル。36分、セスク・ファブレガスの折り返しからアルシャヴィンがまず1点目を決めた。

 後半に入って盛り返したリヴァプールは、49分にカイトのクロスからF・トーレスが頭で決め追い付くと、56分にはカイトのパスから今度はベナユンが決めて逆転。だがディフェンスが崩れてしまい、67分にアルベロアがアルシャヴィンにボールを奪われて失点すると、その3分後にはアウレリオのクリアミスからアルシャヴィンにハットトリックを許してしまう。

 諦めないリヴァプールはその直後、F・トーレスが見事なタッチから試合を振り出しに戻すと、F・トーレスはさらにヘディングで逆転ゴールを狙う。だがこれは、ゴールライン上でギッブスがクリア。何とか勝ちたいリヴァプールだったが、90分にアーセナルの素早いカウンターを浴び、最後はウォルコットのお膳立てからアルシャヴィンに4ゴール目を奪われてしまった。

 リヴァプールはロスタイム、ベナユンがこの日2点目となるゴールを決め、辛うじて追い付くことに成功、勝ち点を71としてマンチェスターUに並び、得失点差で暫定首位に立った。しかし、マンUは消化が2試合少ないため、リヴァプールは1990年以来となる優勝に向けて厳しい立場に追い込まれている。

 リヴァプールのベニテス監督は英『スカイスポーツ』に対し、「我々はミスをしすぎたが、気迫を見せたし、決して諦めなかった。それは残りのシーズンに向けてポジティブなことだ」とコメント、「説明するのは難しい。おそらく我々はややナーバスになっていたんだろう。だが、いいチームを相手に1ポイントを挙げている」と試合を振り返った。だが同監督は、「マンUがリードしているが、我々は最後まで戦う姿勢を示したし、最後の試合までそれを続けるよ」と付け加え、逆転優勝を諦めてはいないと強調している。

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リバプールが神懸かった粘りでドロー、アーセナルのアルシャービンは4得点
2009年4月22日(水) 11時40分 スポーツナビ


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 首位マンチェスター・ユナイテッド(マンU)とリーグ優勝を激しく争うリバプールは21日、ホームのアンフィールドでアーセナルと対戦した。試合は、後半だけで両チーム合わせて7ゴールが乱れ飛ぶ激戦となったが、最後は4-4の引き分けに終わった。また、この試合でアーセナルのアンドレイ・アルシャービンは、リバプール相手にアウエーで4ゴールを決める離れ業を演じた。

 前半にアルシャービンのゴールで1点リードされたリバプールは、後半に入りエースのフェルナンド・トーレス、ベナユンの立て続けのゴールで一度は逆転。だが、アーセナルは3分間にアルシャービンが2ゴールを奪う効率のよい攻撃で、再びリードを奪った。だがリバプールも負けじとトーレスが2点目を決めて、3-3の同点に追いつく。どちらに転んでもおかしくない試合は、90分にアルシャービンがこの日4ゴール目を決めて決着がついたかに思われたが、ロスタイムにベナユンの同点弾が飛び出し、リバプールが最低限の勝ち点1を手に入れた。

 ホームのリバプールは、前半開始から20分近くにわたって猛攻を仕掛けてアーセナルを圧倒。トーレスの2本のシュートや、ベナユンが相手GKと1対1になるなど、果敢に相手ゴールを狙い、アーセナルのGKファビアンスキを脅かした。しかし、最初に均衡を破ったのはアーセナルの方だった。36分、リバプール陣内でボールを奪ったアーセナルは、ナスリ、セスクとつないで最後はアルシャービンが左足で決めて先制。前半のゴールはこの1点だけにとどまったが、ドラマは後半に待っていた。

 後半開始早々の49分、右サイドのカイトからのクロスをトーレスがヘディングでうまく右隅に決め、リバプールが同点に追いつく。その6分後には、再びカイトからのボールをベナユンがヘディングで競り合い、浮いたボールがそのままゴール内へ。GKファビアンスキは懸命にゴール外に押し出したものの、ボールは空中でゴールラインを割っており、得点と認められてリバプールが2-1と逆転に成功した。

 しかし、アンフィールドのファンの喜びは長くは続かなかった。66分、リバプール陣内でDFアルベロアからボールを奪ったアルシャービンがそのままドリブルで持ち込み、ゴール右隅に弾丸シュートを打ち込み、アーセナルが2-2と再び追いつく。アルシャービンはその3分後にも、リバプールDFのクリアミスからのルーズボールをゴール中央にたたき込み、ハットトリックを達成。アーセナルが3-2と逆転した。

 だが、リバプールはあきらめなかった。逆転された直後の72分、ゴール前でボールを受けたトーレスがDFをかわして放ったシュートは、再三好セーブを見せていたGKファビアンスキの手をはじいてゴールイン。試合は3-3の振り出しに戻り、勝負の行方は全く分からない展開となる。

 その後も両チームは何度か決定的なチャンスを得るが、追加点のないまま試合は終盤を迎える。タイムアップ間近の90分、リバプールのCKからボールを奪ったアーセナルのウォルコットが自陣から一気にピッチを駆け上がり、相手陣内へ攻め込むと、最後はラストパスを受けたアルシャービンが左足で4ゴール目を決め、チームに勝ち越し点をもたらした。

 もはやこれまでかと思われたリバプールだったが、ホームのサポーターを前に神懸かった粘りを見せた。ロスタイム3分、右サイドからのクロスのこぼれ球をベナユンが右足で押し込んで4-4。リバプールが意地を見せて引き分けに持ち込み、スペクタクルはゴールショーはこのまま幕を閉じた。

 この結果、22日にポーツマスと対戦するマンUと勝ち点で並んだ(マンUは2試合少ない)リバプールだが、マンUが順当に勝てば両者の勝ち点差は3ポイントに広がる。一方のアーセナルは、昨年の11月30日のチェルシー戦以来、プレミアリーグで19試合連続無敗を続けている。



2009年4月21日(火)
キックオフ 28:00 (現地時間 20:00)/会場:アンフィールド・ロード(リヴァプール)/主審:ハワード・ウェブ

リヴァプール 4 (0-1/4-3) 4 アーセナル

(得点)
リバプール:トーレス(後半4分)、ベナユン(後半11分)、トーレス(後半27分)、ベナユン(後半48分)

アーセナル:アルシャヴィン(前半36分、後半22分、後半25分、後半45分)


リヴァプール
GK 25 ホセ・マヌエル・レイナ
DF 5 ダニエル・アッガー
DF 12 ファビオ・アウレリオ
DF 17 アルバロ・アルベロア
DF 23 ジェイミー・カラガー
MF 11 アルベルト・リエラ 後半28分
MF 14 シャビ・アロンソ
MF 15 ヨシ・ベナユン
MF 18 ディルク・カイト 後半41分
MF 20 ハビエル・マスチェラーノ
FW 9 フェルナンド・トーレス

(控え)
FW 19 ライアン・バベル 後半28分
FW 31 ナビル・エル・ザール 後半41分
1 ディエゴ
2 アンドレア・ドッセーナ
21 ルーカス
24 ダヴィド・エヌゴグ
37 マルティン・シュクルテル




アーセナル
GK 21 ルカシュ・ファビアンスキ
DF 3 バガリ・サグナ
DF 5 コロ・ハビブ・トゥレ
DF 18 ミカエル・シルヴェストル
DF 40 キーラン・ギブス
MF 4 セスク・ファブレガス
MF 8 サミル・ナスリ
MF 15 デニウソン 後半20分
MF 17 アレクサンドレ・ソング
MF 23 アンドレイ・アルシャヴィン
FW 26 ニクラス・ベントナー 後半47分

(控え)
FW 14 テオ・ウォルコット 後半20分
MF 2 アブ・ディアビ 後半47分
9 エドゥアルド・ダ・シウヴァ
12 カルロス・ベラ
16 アーロン・ラムジー
24 ヴィト・マンノナ
27 エマニュエル・エブエ

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