金曜日, 5月 01, 2009

鹿島 奪首!岩政チーム通算1000号



鹿島 奪首!岩政チーム通算1000号
デイリースポーツ - 2009/4/30 9:37

 「J1・第8節、鹿島1-0神戸」(29日、カシマ)
 鹿島がJリーグ初のチーム通算1000得点となるDF岩政大樹(27)のゴールにより1-0で神戸を下した。勝ち点17で浦和と並び、得失点差で首位を奪回。浦和は2-2で清水と引き分け、5連勝を逃して2位に後退。新潟も千葉と2-2で引き分け、3位に順位を下げた。山形は大宮に3-0で快勝し、4位に浮上。川崎は今季チーム最多得点をマークし、4-1で京都を下した。
  ◇  ◇
 首位返り咲きの鹿島に緊急事態が発生した。前半38分、FWマルキーニョスが右足内転筋の負傷のアクシデントでリタイア。開幕から7試合フル出場を続けていた攻撃の大黒柱を失って、神戸にトドメを刺す追加点が最後まで奪えなかった。
 3試合ぶり白星の代償は大きかった。試合直後にMRI検査を受けたマルキーニョスについて、鈴木強化部長は「内転筋に出血があった。次は無理だろう」と千葉戦(2日)の欠場を示唆。アジア・チャンピオンズリーグの水原戦(5日、韓国)に暗雲が漂った。
 不測の事態にも鹿島は勝負強かった。前半1分、MF小笠原の右CKからDF岩政が強烈ヘッドをたたき込んだ。“スミイチ”の決勝点はクラブ通算1000得点目のメモリアルゴール。岩政は「もってるな、と思いました。タイミングは完ぺき」と自画自賛した。
 Jリーグ開幕の93年5月16日、名古屋戦でMFジーコが衝撃のクラブ初得点&第1号ハットトリックを達成して以来、17シーズン、552試合目でのJ1最速の大台到達。通算21得点の岩政は元日本代表DF秋田豊(現名古屋コーチ)を抜いて、鹿島所属DFとしての最多得点を更新した。
 開幕戦以来の完封勝利も重なった岩政は「DFにとって1-0は大事な結果だが、後半の内容は満足していない」と決定力不足を課題に掲げた。マルキーニョスを欠く苦境に、初のリーグ戦フル出場のFW大迫は「あまりボールにも触れずに納得していない。チャンスで決めなければ」と自らを奮い立たせた。

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