<J1>鹿島、前半2点で快勝 浦和は相手守備を崩し切れず
毎日新聞 - 2009/3/7 20:33
◇J1(7日)
○鹿島2-0浦和●(第1節第1日)
鹿島がカウンターから2点を奪って快勝した。前半22分、右サイドを突破したマルキーニョスの折り返しを野沢が詰めて先制。後半6分にはマルキーニョスが右足でミドルシュートを決めた。浦和は序盤にパスがつながったが、相手守備を崩し切る場面が、なかなか作れなかった。
◇「成熟度」の違いで明暗…鹿島が難敵撃破し白星発進
鹿島と浦和の、現時点での「成熟度」の違い。それが試合内容にも、結果にも表れた。
序盤こそ、「個」への依存から短いパスをつなぐスタイルへの変化を目指す浦和が、その片りんを見せた。しかし、鹿島は動じなかった。守備陣をまとめた岩政は「向こうのやり方に惑わされないこと、バランスを保つことを心掛けた」と振り返る。DFラインを高く上げる浦和の背後に狙いを定め、守備から攻撃への素早い切り替えで、浦和の守りを崩した。
先制点はGK曽ケ端のロングパスが起点に。直前まで攻め込んでいた浦和の、背後のスペースへマルキーニョスが走り、浦和の平川を振り切って折り返すと、野沢がきっちりと押し込んだ。追加点も同様にカウンターから。マルキーニョスが「チームメートが分かり合ったからこそ、ゴールが生まれた」と言えば、野沢は「クロスが来ると信じていた」。
試合運びのうまさ、勝機をきっちりと生かす鹿島の戦いぶりに、浦和のフィンケ監督は「自分たちが取り組んでいることを、少しの時間は見せられたが、アントラーズは成熟している」と、その差を素直に認めた。
開幕戦で難敵を撃破し、J1史上初のリーグ戦3連覇へ好発進した鹿島。後半41分には故障明けの小笠原が半年ぶりでピッチに立ち、病み上がりの本山もフル出場した。「自信を深めるには申し分のない相手だった。でも34分の1」と引き締めるオリベイラ監督の下で、さらなる高みを目指す体制が整った。【江連能弘】
★J1史上2位の若さで開幕戦先発出場 J1浦和のFW原口元気が、7日の鹿島戦に17歳9カ月26日で先発し、97年に稲本潤一(当時ガ大阪)が記録したJ1開幕節の先発出場最年少記録(17歳6カ月25日)に次ぐ、2番目の年少出場を果たした。原口は左MFに入り、試合開始直後にボレーシュートを放つなど後半12分までプレーした。J2では、東京ヴのDF高橋祥平が7日の徳島戦に、17歳4カ月8日で先発した。
第1節 2009年3月7日
キックオフ:16:00 /試合会場:県立カシマサッカースタジアム
観客数:37878人
鹿島アントラーズ 2 (1-0/1-0) 0 浦和レッズ
(得点)
鹿島:野沢(前半22分)、マルキーニョス(後半6分)
鹿島アントラーズ
GK 21 曽ヶ端 準
DF 2 内田 篤人
DF 3 岩政 大樹
DF 19 伊野波 雅彦
DF 7 新井場 徹
MF 15 青木 剛
MF 10 本山 雅志
MF 11 ダニーロ 後半41分
MF 8 野沢 拓也 後半38分
FW 13 興梠 慎三 後半35分
FW 18 マルキーニョス
ベンチ入り選手
GK 1 小澤 英明
DF 4 大岩 剛
MF 14 増田 誓志 後半38分
MF 35 パク チュホ
MF 40 小笠原 満男 後半41分
FW 9 田代 有三 後半35分
FW 34 大迫 勇也
浦和レッズ
GK 23 都築 龍太
DF 3 細貝 萌
DF 2 坪井 慶介
DF 4 田中 マルクス闘莉王
DF 14 平川 忠亮 後半12分
MF 13 鈴木 啓太
MF 22 阿部 勇樹
MF 24 原口 元気 後半12分
MF 10 ポンテ
FW 11 田中 達也
FW 19 高原 直泰 後半30分
ベンチ入り選手
GK 1 山岸 範宏
DF 20 堀之内 聖
MF 6 山田 暢久 後半12分
MF 32 林 勇介
MF 34 山田 直輝
FW 15 エスクデロ セルヒオ 後半30分
FW 17 エジミウソン
日曜日, 3月 08, 2009
2009 J1 第1節~鹿島vs浦和
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