リバプール、ミドルブラに敗れて優勝争いから後退
スポーツナビ - 2009/3/1 11:55
2月28日のイングランド・プレミアリーグ第27節、リバプールはミドルスブラに0-2で敗れ、優勝争いから大きく後退した。フェルナンド・トーレスとアルベロアが故障で欠場する一方で、この試合にスタメン出場したジェラードは、チームを勝利に導くことができなかった。リバプールの敗戦により、首位を独走するマンチェスター・ユナイテッドの優勝はさらに現実的なものとなった。
リバプールは序盤から積極的にボールをコントロールし、8分にはエル・ザールが最初のゴールチャンスを得る。しかし、カイトのアシストからエル・ザールの放ったシュートは、相手GKに阻まれてしまった。対するミドルスブラは、相手に主導権を奪われながらもひるまずに応戦。オニールの予想外のシュートをGKレイナが必死でセーブする一幕もあった。
そして32分、リバプールに不運が訪れる。ダウニングのコーナーキックがシャビ・アロンソの太ももに当たり、これがオウンゴールとなってミドルスブラが先制点を挙げたのだ。憤慨するシャビ・アロンソを前に、思いがけない形で先取点をマークした“ボロ”(ミドルスブラの愛称)イレブンは歓喜に沸く。リバプールは同点を狙って反撃に出るが、試合は1-0のままハーフタイムを迎えた。
後半も“レッズ”(リバプールの愛称)は敵陣を攻め続けた。47分にはジェラードが個人技からペナルティーエリアまで攻め上がり、エル・ザールにパスを送るが、ノーマークのエル・ザールが放ったシュートはクロスバーを越えていく。絶好のチャンスを逃したこのシーンをリバプールサポーターが絶望的なまなざしで見送る一方で、“レッズ”は出口を見いだせないまま時間ばかりが経過していった。
そして63分、ミドルスブラはリバプールにとどめを刺した。アリアディエールの計算され尽くしたカウンターをトゥンジャイが決めて、ミドルスブラはリードを2点に広げる。ラインを上げていたリバプールは、中盤にスペースを空けてしまい、高いツケを払わされることになった。2点の貯金を得て守りに入ったミドルスブラに対し、リバプールは必死に攻撃を試みる。だが、キラーパスを受けたカイトが地面に倒れているGKジョーンズを前にシュートをミスするなど、ことごとくツキに見放されてしまった。
75分すぎにベニテス監督がジェラードを下げた時点で、実質的に試合は終わっていた。この黒星により、リバプールの優勝がほぼ絶望的となった一方で、ミドルスブラは貴重な3ポイントを収めて、暫定ながら2部降格圏から脱出した。
2009年2月28日(土)
キックオフ 24:00 (現地時間 15:00)/会場:リバーサイド・スタジアム(ミドルスブラ)/主審:ロブ・スタイルズ
ミドルスブラ 2 (1-0/1-0) 0 リヴァプール
(得点)
ミドルスブラ:O.G.(前半32分=シャビ・アロンソ)、トゥンジャイ(後半18分)
ミドルスブラ
GK 22 ブラッドリー・ジョーンズ
DF 2 ジャスティン・ホイト
DF 6 エマヌエル・ポガテツ
DF 14 ロベルト・フート
DF 31 デヴィッド・ウィーター
MF 4 ガリー・オニール
MF 19 スチュワート・ダウニング
MF 20 フリオ・アルカ 後半44分
MF 26 マシュー・ベイツ
FW 10 ジェレミー・アリアディエール 後半23分
FW 17 トゥンジャイ・サンリ 後半35分
(控え)
FW 16 マーロン・キング 後半23分
MF 28 アダム・ジョンソン 後半35分
MF 41 ジョシュ・ウォーカー 後半44分
3 アンドリュー・テイラー
11 マルヴィン・エムネス
12 アフォンソ・アルヴェス
21 ロス・ターンブル
リヴァプール
GK 25 ホセ・マヌエル・レイナ
DF 4 サミ・ヒューピア
DF 12 ファビオ・アウレリオ
DF 23 ジェイミー・カラガー 後半26分
DF 37 マルティン・シュクルテル
MF 8 スティーヴン・ジェラード 後半32分
MF 14 シャビ・アロンソ
MF 20 ハビエル・マスケラーノ
FW 18 ディルク・カイト
FW 19 ライアン・バベル
FW 31 ナビル・エル・ザール 後半24分
(控え)
FW 24 ダヴィド・ヌゴグ 後半24分
MF 15 ヨシ・ベナユン 後半26分
MF 21 ルーカス 後半32分
1 ディエゴ
2 アンドレア・ドッセーナ
11 アルベルト・リエラ
32 スティーヴン・ダービー
火曜日, 3月 03, 2009
08/09第25週①プレミア~ミドルスブラvsリバプール
ラベル:
08/09プレミアリーグ,
リバプール
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