6月15日(日)日本時間27:35~
スイス 2-0 ポルトガル
予選敗退が決まっていた共催国のスイスが15日、後半のハカン・ヤキンの2得点でポルトガルを下し、勝利で大会を終了した。
プライド
2連敗でグループAの最下位が確定していたスイスだったが、この日のザンクト・ヤコブ・パルクでの一戦では見事な勝利を収めた。
試合は、71分に先制点を決めたヤキンが、83分にもPKから追加。
控え選手中心で臨んだポルトガルは、何度もつかんだ好機を生かせなかった。
ツーバービューラーを起用
ポルトガルは、グループ首位通過を決めたチェコ戦から、リカルド、パウロ・フェレイラ、ペペの3人以外の全選手を代えてきた。
一方、スイス代表監督としての最後の試合を迎えたクーン監督は、人気が高い37歳のツーバービューラーを今大会初めて起用。
そのほかでは、バルネッタに代えてフォンランテンを先発で使ってきた。
結果はグループの順位に無関係だったが、スイス・ファンはクーン監督と代表を最高の形で見送るために、序盤から大歓声を送った。
しかし、観客を沸かせたのはポルトガルだった。
控え選手たちは、レギュラーポジションの座を狙い奮闘。
絶好のアピールをしたのはカレスマだった。
7分、得点にはつながらなかったが、鮮やかなパスでポスティガのヘディングシュートをお膳立て。
その10分後、今度はナニが存在感を発揮する。低い弾道のFKを放つと、ペペが触れてコースが変化。
しかし、スイスのGKツーバービューラーが素晴らしい反応でセーブすると、ボールはクロスバーを叩いた。
ベーラミのシュート
しかし、ポルトガルが一方的に攻める展開にはならなかった。
スイスは19分、インラーの好機をGKリカルドに防がれると、ベーラミのシュートも守護神の足に阻止された。
試合は次々にチャンスが生まれる面白い展開になり、30分前には再びGKリカルドがヤキンのヘディングシュートを止めた。
スイス・ゴール前では、ポスティガがゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴール。
今後も試合が控えるポルトガルのスコラーリ監督は41分、すでに警告を受けていたSBフェレイラに代えて、
2004年大会で大活躍したマニシェの弟ジョルジェ・リベイロを投入した。
ゴール枠
後半に入ってもチャンスが続く。しかし、ポスティガがヘディングシュートを外すと、抜け出したナニもポストを直撃。
カレスマの好機は、ツーバービューラーにセーブされた。
スタンドではエウゼビオ氏が観戦していたが、ピッチの上ではポルトガルの往年の名選手のような決定力が見られない。
60分には逸機の代償を払いそうになった。途中出場のバルネッタに至近距離からのシュートを許す。
ペペは見事なブロックでピンチを脱したが、4分後にはフォンランテンにも強烈なシュートを放たれた。
先制点
均衡が破れたのは71分だった。デルディオクの絶妙なパスでヤキンがポルトガル守備網を突破すると、GKリカルドを破って先制点を決めた。
83分には、バルネッタがペナルティーエリア内でメイラに倒されてPKを獲得。
ハカン・ヤキンが強烈なシュートを決め、勝利を確実にした。
ポルトガルは開催国に対しての接待プレー!?
スイス
18 パスカル・ツーバービューラー
3 ルドビク・マニン
4 フィリップ・センデロス
5 シュテファン・リヒトシュタイナー83
8 ギョクハン・インラー
10 ハカン・ヤキン86
12 エレン・デルディオク
15 ゲルソン・フェルナンデス
19 ファロン・ベーラミ
20 パトリック・ミュラー
22 ヨハン・フォンランテン61
控え選手
1 ディエゴ・ベナリオ
21 エルディン・ヤクポビッチ
2 ヨハン・ジュルー
6 ベンヤミン・フッゲル
7 リカルド・カバナス86
13 シュテファン・グリヒティング83
14 ダニエル・ギガックス
16 トランクイロ・バルネッタ61
17 クリストフ・シュピヒャー
23 フィリップ・デゲン
監督: ヤコブ・クーン
ポルトガル
1 リカルド
2 パウロ・フェレイラ41
3 ブルーノ・アルベス
5 フェルナンド・メイラ
6 ラウール・メイレレス
13 ミゲル
15 ペペ
17 リカルド・カレスマ
18 ミゲル・ベロゾ71
19 ナニ
23 エルデル・ポスティガ74
控え選手
12 ヌノ
22 ルイ・パトリシオ
4 ボジングワ
7 クリスティアーノ・ロナルド
8 ペティート
9 ウーゴ・アルメイダ74
10 ジョアン・モウティーニョ71
11 シマン
14 ジョルジェ・リベイロ41
16 リカルド・カルバリョ
20 デコ
21 ヌノ・ゴメス
監督: ルイス・フェリペ・スコラーリ
月曜日, 6月 16, 2008
グループA:スイスvsポルトガル
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿