火曜日, 6月 17, 2008

グループB:ポーランドvsクロアチア


6月16日(月)日本時間27:35~
ポーランド 0-1 クロアチア
グループリーグ突破へのポーランドのわずかな望みは、他会場の結果によって失われ、試合でもクラスニッチの決勝点に屈した。


主力を温存したクロアチアが、クラーゲンフルトでのポーランド戦に1-0で勝利し、全勝でグループBを終えた。
一方、敗れたポーランドは大会から姿を消すことになった。

クラスニッチの決勝点
ベルターゼー・シュタディオンでの一戦は、ポーランドのGKボルツがまたしても素晴らしいプレーを披露するも、後半のクラスニッチの決勝点により、クロアチアが1-0で勝利した。
そのクロアチアは、20日に準々決勝でトルコと対戦する。
2点差以上で勝利を収め、オーストリアがドイツを下した場合のみグループ突破が決まるという、わずかな可能性を信じて試合に臨んだポーランドだったが、結局その望みはかなわなかった。
ウィーンで行われたもう一つの試合でも、バラックのゴールでドイツが勝利した。

メンバー変更
絶対に得点が必要なポーランドだったが、意外にもレオ・ベーンハッカー監督は、予選で首位通過を決める原動力となったスモラレクを先発メンバーから外してきた。
そして、代表96キャップを有するベテランのDFボンクも先発を外れた。
一方でクロアチアのスラベン・ビリッチ監督は、予想通りメンバーを大幅に変更。
勝利したドイツ戦に先発していたのは、二人だけという布陣でこの試合に臨んだ。

クネジェビッチが負傷
ドイツ戦にも先発した二人のうちの一人、左SBプラニッチが試合開始早々に前線に飛び出していくが、それで空いたスペースをポーランドに狙われた。
サガノフスキが頭でつなぎ、ウォボジンスキがクロスを入れるが、クロアチアのGKルニェが飛び出してこれをパンチング。
だがそのときの一連のプレーで、右SBクネジェビッチが負傷。
その後も少しプレーを続けたが、結局27分に交代した。
またその時間帯には既に、クロアチアが試合を支配し始めていた。
それでも、ポーランドのGKボルツが孤軍奮闘し、0-0のまま試合は進む。
ペトリッチのパスからクラスニッチが抜け出すも、4日前にオーストリアを苦しめたようにGKボルツがブロック。
今度は角度のないところからラキティッチがクロスを入れようとするも、再びGKボルツが立ちふさがった。

クラスニッチが先制ゴール
序盤は、ドゥドカがCKをヘディングで合わせるなどチャンスをつくったポーランドだったが、その後は劣勢に立たされる。
前半終了間際、クロアチアのクラスニッチが高い技術からゴールを狙うも、やはりGKボルツのセーブに遭う。
しかし53分、ようやくクラスニッチがボルツの牙城を破る。
ゴールを演出したのはプラニッチ。
ピンポイントでボックス内のクラスニッチにパスを通すと、クラスニッチがファーコーナーに叩き込んだ。
ポーランドは途中からスモラレクを投入するも、あまりクロアチアのDFラインを脅かすことはできない。
対するクロアチアは、代表99試合目となった右SBシミッチが、守るだけでなくチャンスと見るや攻撃にも参加した。

ポーランドのチャンス
ポーランドは、ロジェール・ゲレイロが華麗なターンからチャンスを掴むも、シュートはわずかに枠を外れた。
クロアチアのゴール裏に陣取っていたポーランドのサポーターにとっては久しぶりのチャンスだったが、続けざまにもう一度チャンスが訪れる。
ワシレフスキが頭で狙ったが、これはGKルニェのファインセーブに阻まれた。
余裕のあるビリッチ監督は、代表通算わずか2試合目となるカリニッチを終盤に投入し、今大会初出場の機会を与える。
ポーランドも最後まで同点ゴールを狙い続けたが、スモラレクのシュートがわずかに外れると、ザホルスキの決定機はGKルニェの飛び出しに阻まれた。


ポーランド
1 アルトゥル・ボルツ
3 ヤクブ・ワフジニアク
5 ダリウシュ・ドゥドカ
8 ヤチェク・クジヌベク
11 マレク・サガノフスキ69
13 マルチン・ワシレフスキ
14 ミハウ・ジェフワコフ
17 ウォイチエフ・ウォボジンスキ55
18 マリウシュ・レワンドフスキ46
19 ラファウ・ムラフスキ
20 ロジェール・ゲレイロ
控え選手
12 ウォイチエフ・コワレフスキ
22 ウカシュ・ファビアニスキ
2 マリウシュ・ヨップ
4 パベウ・ゴラニスキ
6 ヤチェク・ボンク
7 エウゼビウシュ・スモラレク55
10 ウカシュ・ガルグワ
15 ミハウ・パズダン
21 トマシュ・ザホルスキ69
23 アダム・ココシュカ46
16 ウカシュ・ピシュチェク
監督: レオ・ベーンハッカー



クロアチア
23 ベドラン・ルニェ
2 ダリオ・シミッチ
6 フルボエ・ベイッチ
7 イバン・ラキティッチ
8 オグニェン・ブコエビッチ
13 ニコラ・ポクリバチ
15 ダリオ・クネジェビッチ27
16 イェルコ・レコ
17 イバン・クラスニッチ74
21 ムラデン・ペトリッチ75
22 ダニエル・プラニッチ
控え選手
1 スティペ・プレティコサ
12 マリオ・ガリノビッチ
3 ヨシプ・シムニッチ
4 ロベルト・コバチ
5 ベルダン・チョルルカ27
9 ニコラ・カリニッチ74
10 ニコ・コバチ
11 ダリヨ・スルナ
14 ルカ・モドリッチ
18 イビツァ・オリッチ
19 ニコ・クラニチャル75
20 イゴール・ブダン
監督: スラベン・ビリッチ

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